2013年5月2日木曜日

七五調の馬鹿5

江戸川柳その5
馬鹿にして馬鹿を使つかひるが馬鹿
 川柳ネーム“〇八〇”さんが読んだ句で、出典は、元禄から宝永期に活躍し前句付けを通俗なものに堕落させたと評判の立羽たちば不覚ふかく(1753年没)が編んだ前句付け集「広原海わたつうみ」。前句付けというのは、主催者が出した前句(お題)に五七五で答える俳諧のひとつで、後に川柳へと発展する。『日本古典文学全集46 黄表紙 川柳 狂歌』(鈴木勝忠他校注/小学館)の解説ではこの句を「遊里などへの迎えと解したい」としている。それにしても、〇八〇をなんと読めばいいのだろう。八〇八だったら八百屋だけど。
弁慶と小町は馬鹿だなあ嚊あ
『江戸川柳辞典』(浜田義一郎編/東京堂出版)で見つけた川柳。類書でもちょくちょく見かけるので、けっこう知られているだろう。弁慶は1回だけ、小野小町は1回もセックスをしなかったという俗信をもとにしている。もし生まれ変われるんなら、弁慶よりは気楽な江戸庶民がいい。できれば、かかあはナシで。
初出:2008年4月17日

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