2013年3月29日金曜日

ひとり大喜利「ひとり喜利」/『吾輩は猫である』のパクリ本…

夏目漱石の『吾輩は猫である』をパクって出版し、 一部の物好きにはけっこう支持された本のタイトルとは?
█ お題 夏目漱石の『吾輩は猫である』をパクって出版し、 一部の物好きにはけっこう支持された本のタイトルとは?
回答
『吾輩が猫をかぶるとき』
野良の自由よりも暖かさを選んだときだろ。
█ お題 夏目漱石の『吾輩は猫である』をパクって出版し、 一部の物好きにはけっこう支持された本のタイトルとは?
回答
『“主人をマスコミに売ったイヌ”と呼ばれて――吾輩は猫なのに』
ちゃんとした大喜利みたい。
█ お題 夏目漱石の『吾輩は猫である』をパクって出版し、 一部の物好きにはけっこう支持された本のタイトルとは?
回答
『吾輩はネギである』
ネギが主人公だと話の広がりようがねーな。
█ お題 夏目漱石の『吾輩は猫である』をパクって出版し、 一部の物好きにはけっこう支持された本のタイトルとは?
回答
『吾輩は猫でアルマジロ?』
知るか!
█ お題 夏目漱石の『吾輩は猫である』をパクって出版し、 一部の物好きにはけっこう支持された本のタイトルとは?
回答
『吾輩よ、猫であれ!』
あほ。じゃ、また。
初出:2010年9月23日

2013年3月27日水曜日

ダジャレにひと言7 タラちゃん

お題:ダジャレにひと言足して、なんか悲しいダジャレを作ってください。悲しくなくてもいいですし。
タラちゃんたら
チンチンいじって大きくしちゃだめじゃない、リカちゃんに見せたら笑われるわよ
見せるな!
初出:2011年12月25日

2013年3月26日火曜日

脱腸手術入院マニュアル その5

これが噂のインフォームドコンセント

 しばらくして担当医のT先生がニコニコしながら現れ、どんな手術をするのか説明し始めた。
「ここにですね、左右2つずつ穴があいていて、これは誰でもあいているんですけどね、普通はこの穴を腹筋がふさいでいるんですが、腹筋が弱くなったり、穴の上からずれたりすると、腹膜がチョロっと出てしまうんですね」
 T先生は、股間のあたりの図を描いて説明してくれる。チンコも省略せずに描く。几帳面な性格なのか、病院の決まりでチンコを描くことになっているのかはわからない。患者が女の人の場合はどうするのだろう。


「その状態で腹圧がかかると、そこに腸が出てしまうんですよね。ですから手術では、腸をお腹の中に戻して、でも、腹膜はもう戻りませんから、出ている部分を糸でしばって、そうするとこの出ている部分は自然に体に吸収されてなくなってしまいます。そして、こっちの筋肉とこっちの筋肉を引っ張ってきて穴をふさぎます。このとき筋肉を糸でぐるぐる縛って固定しますから、麻酔が切れると相当痛むと思います」
「ああ、痛いんですか……」
「はい。そのときは看護婦を呼んでいただければ、痛み止めの方法はありますから、そんなにご心配なさることはないですよ。それから、退院してもしばらくはお腹に力を入れないようにしないと、痛みがあります。たとえば咳やくしゃみなんかをするとかなり痛みます」
「ああ、しばらくは痛いんですか……」
「はい。手術にはほかの方法もありますが、吉田さんくらい若いと、この方法がやっぱり確実なんですよね」
「あまり若くもないですけど……」
「若いです。年齢を召された方だと、筋肉が対応してくれないんですよ。吉田さんくらいの年齢でしたら問題なく筋肉が元どおりになりますから」
「そうですか……」
「これで手術は終わりです。あとは、お腹の傷口を縫うだけです。縫う方法としては、あとで抜糸が必要な糸を使う場合と、溶けてなくなる糸を使う場合がありますが、傷口は3センチほどですし、目立たない場所ですから、今回は、あとで抜糸する糸を使います」
「それじゃ、傷痕は残るんですか」
「いえ、いずれはきれいになりますよ。ただ抜糸が必要かそうでないかの違いだけと考えていただければいいと思います。それに、抜糸自体も簡単ですから」
「わかりました」
「それとですね、麻酔は脊髄注射を行います。胸から下が足先まで感覚がなくなりますが、意識はありますから手術室の様子も見えますしお話もできます」
「えっ、切ってるところが見えるんですか?」
「胸のところに布を置いて隠しますから、首を持ち上げたくらいでは見えませんが、どうしても見たいとおっしゃるなら、見えるようにしましょうか?」
「いや、それは、け、けっこうですけど」
「あと、手術の前には、下剤と浣腸でお腹の中を空っぽにしていただくのと、手術時にはオチンチン(※この言葉、このあとたびたび登場して、人によっては下品と感じるかもしれないので、以後「ウルトラマン」と表記します)の先からですね、膀胱まで管を入れて、これくらい(フリーザーパックのLくらい)のビニールの袋に尿をとります。万が一手術のときに尿が出たら面倒ですし、人によってはショック症状があって、麻酔がさめても一時的に尿をコントロールできなくなる場合がありますのでね。何も問題がなければ、次の日には抜いてしまいますから、そんなに面倒な思いはしないでしょう」
 脊髄麻酔を打って手術するときはウルトラマンに管を入れるってことを、たぶん、とんねるずの貴明がテレビ言っていた。「こんなに長く入れるんだぜ」って。その長さにはビビったが、痛さに関して貴明は何にも言ってなかった。


「これは、可能性は低いんですが、脊髄注射の副作用というか、なかには、手術後何日かたって偏頭痛が出る方がいらっしゃるんですよね」
 うわっ、ウルトラマンに管入れるよりよっぽどイヤだ。
「体を起こしたままで何十分かすると頭痛がするんですね。そうなるともう、寝ているしかなくて。無理に起きて退院してしまったりすると、一生偏頭痛に悩まされることになりますので、しばらく安静にすることをおすすめします。そうなると退院まで、ちょっと時間がかかることになりますね。まあ、10人にひとりかふたりというところですので、まず大丈夫だとは思います」
 基本的にオレはいつも多数派に属していて、少数の選ばれし人間になったことはないので、そんなことにはならないだろう。


「それじゃ、今日金曜日と明日土曜日は特にこれといってすることもないので、ゆっくりしてらしてください。それで、手術前日の日曜日になったら剃毛していだきます」
 日曜日からは、つるつるだ。
「それから、夜、寝る前に下剤を飲んでいただいて、それ以降は飲食しないでください。月曜日、手術当日は朝早く浣腸をして、お昼前から点滴を開始します。これで喉の渇きは感じないはずですから。で、手術の時間によって多少前後しますけど、4時くらいには脊髄注射をします。それでいよいよ手術本番という段取りですね。もしわからないこととか不安なことがあったら、いつでもどんなことでもかまいませんから、看護婦に聞いてください。看護婦にわからないことは私のところにきますから、きちんとお答えします」
「わかりました。よろしくお願いします」
 T先生の話はていねいでわかりやすかった。けど、笑えるネタはなかった。長々と読んでもらってゴメンね。

つづく

2013年3月25日月曜日

馬鹿をめぐる名言 7

プルタルコス(プルターク)
七賢人の一人ビアスが、ある酒宴の席で口をきかずにいたら、一人のおしゃべり屋がそれを冷かして、お前さんは馬鹿なのかと言った。するとビアスが答えていわく、「馬鹿が酒飲んで黙っていられるか。」
 馬鹿が冷やかされて黙っていられるか。
おしゃべり屋の正直者と交際するより、賢い悪人とつきあう方が心持ちがよい。
 賢い悪人は、おしゃべり屋の正直者の利用価値を知っている。
「七賢人の一人ビアス…」「おしゃべり屋の正直者…」/出典:ギリシアの偉人とローマの偉人を対比させて描いた伝記「英雄伝」で有名な、ローマ帝政期のギリシア人思想家・伝記作家プルタルコス(46年頃~120年頃。英名プルターク)の膨大なエッセー「倫理論集」から6篇を選んで収録した『饒舌について 他五篇』(柳沼重剛訳/岩波文庫)より。「英雄伝」は、歴史的事実を記すことよりも、多くの逸話を盛り込み、読者に生き方の指針を示すことに主眼が置かれていたため歴史書としての評価は低いものの、17~18世紀には、ルソーやモンテスキューが愛読していたという。『饒舌について 他五篇』の解説で訳者の柳原氏は、岩波書店から昭和39年に出された河野與一氏の『プルターク「倫理論集」の話』の序文を引用して、こう書いている。「河野與一氏は(中略)こんなことを言う。『プルタルコスは哲学史にも文学史にも三流に伍する文人である。』三流はひどい。私はせいぜい二流だと思っている」。それでいて、「魅力が消されることがないまま今日に至っている」とも書いている。
初出:2008年3月2日

2013年3月23日土曜日

標語流行語キャッチフレーズ発掘その3

「簡易保険」の標語(大正15年/簡易保険局)
勧められ 入って勧める 簡易保険
寸評◎これに似た手口を知っています。
参考資料:『標語・スローガンの事典』(祖田浩一編/東京堂出版/1999年)
初出:2010年3月28日

2013年3月20日水曜日

ダジャレにひと言6 一人二役

お題:ダジャレにひと言足して、なんか悲しいダジャレを作ってください。悲しくなくてもいいですし。
双子の子ぶたが活躍するハリウッド映画で、ザ・たっちのかずやが一人ぶた役
たくやの顔は役のイメージに合わなかったらしい
一緒! 一緒の顔!
初出:2011年12月21日

2013年3月19日火曜日

脱腸手術入院マニュアル その4

病棟デビュー

 1998年6月26日午前10時。
 外来診察室前のベンチには、この日入院する患者たちが集まっていた。大きめの荷物を持っているし、みんな2人連れなのですぐにわかる。2人連れのどっちが入院するのかはわからないが、いずれにしてもおっさんとおばさんと、おじいさんとおばあさんと、もっとおじいさんとおばあさん。オレもおっさんだけど、このなかでは一番若い。
 看護婦が自己紹介してから、この日入院する患者の名前をひとりずつ呼んだ。オレの番がきて返事をすると、
「吉田さん、付き添いの方は?」
 と聞いてきた。
「はい。ひとりです」
 オレは、自慢げに言った。


 外来の南側にある別棟9階の外科病棟に連れて行かれ、ナースセンターの前で病棟の設備についての簡単な説明を受けてから、ほかの患者たちもオレもそれぞれの病室におさまった。
 オレの病室は、ナースセンターの前を通って一番奥左の911号室。6人部屋だ。中に入ると、約1メートル幅の通路の左右にベッドが3台ずつ並んでいる。入ってすぐ左がオレのベッド。隣には、じいさんが寝ていた。入り口を入ってすぐ右側のベッドはカーテンが閉め切ってあって、どんな人がいるのかわからないが、ときどきうめき声が聞こえる。あとでその人と話をしたら、工事現場で重機に挟まれヒザの骨がぐしゃぐしゃになって緊急手術をした翌日だったらしい。あとの3人のことは覚えていない。
 911号室と廊下をはさんだ向かい側は女の人の病室で、おばさんとおばあさんばっかりだけど、ひとりだけ若い女の人がいた。パジャマ姿の若い女の人を見るのは久しぶりだ。パジャマ姿の若くない女の人を見るのも久しぶりだった。
 午前中は、問診票に記入するくらいで本格的な診察もなく、すぐ昼食の時間になった。オレは作務衣姿でデイルームに行き、自分の名前のあるお膳をコンテナから取り出してテーブルについた。一番乗り。ちなみに、パジャマじゃなく作務衣にしたのは、もともとパジャマを着る習慣がなかったし、スーパーで作務衣を安売りしていたからだ。あとで親しくなった看護婦に、「吉田さんはソバ職人らしいよ、ってうわさされてたよ」って聞かされた。これはウソ。
 ご飯は炊きたてとはいかないにしても、そこそこ温かかったし、おかずも5品くらい付いている。味も問題ない。自分ではいつも2品くらいしか作らないから、それと比べてもうれしい食卓だ。いまどきの病院食はずいぶんよくなっているんだなと思ったけど、この何年か後に友達のNブーが骨折で入院したK病院の食事を見て、病院によってまるっきり違うんだなってわかった。K病院では、丼物(漬物も丼の中に入っている)か、小学生がキャンプで使うような仕切りのある皿にゴハンとオカズを盛り付けるっていうパターンのどっちかだった。
 午後になって看護婦に、3種類のバンソーコーを腕に貼られ、2種類の抗生剤を皮下注射された。相性だかなんだかを見るんだとか。それから採血と、検温、血圧測定。血圧は上が150ちょっとで下が110近く。ばりばりの高血圧。
「吉田さん、血圧が高いですねー、若いのにねえ」
 看護婦が、これは困ったってな表情で言う。中年のオヤジだと自覚していたオレが、ここでは若者扱いだ。それはいいとして、血圧が高いままで手術するのは問題があるらしく、血圧を下げる薬(錠剤)を飲まなきゃいけなくなった。

つづく

2013年3月18日月曜日

馬鹿をめぐる名言 6

セネカ
われわれの馬鹿さ加減たるや、ただ単に苦痛に悩まされるだけではなく、苦痛を想像することによっても悩まされるほどであって、ちょうど子供たちを黒い影がひどく脅かすがごとく、また、仮面の醜悪な表情や眉をひそめた人の顔が彼らを脅かすがごとくである。
「あなたは1時間後にぎっくり腰になります」と宣告されたら相当ヘコむが、「あなたは今日明日中にぎっくり腰になります」って知らされるよりまし。で、「1年以内にぎっくり腰になります」の場合は、あんまり気にしなくなるかも。
感謝しない人間には二種類ある。その第一は、当人が馬鹿だから感謝しないのである。
 この手の、言い方きっぱり内容ぼんやりなセリフには反論のしようがない。
馬鹿者はあらゆる悪徳をもっているが、しかし元来すべての悪徳に傾斜するという性質ではない。或る者は貪欲に、或る者は放蕩に、また或る者は短気に傾くのである。
 スペシャリスト志向。
「われわれの馬鹿さ加減…」「感謝しない人間…」「馬鹿者はあらゆる悪徳を…」/出典:古代ローマで皇帝ネロの教師として働くが最終的には自殺を命じられてあえない最後を遂げたストア派の政治家・道徳家、セネカ(紀元前5年頃~後65年)の「道徳論集」(『セネカ 道徳論集(全)』茂手木元蔵訳/東海大学出版)より。モンテーニュの「エセー」にもセネカの格言が盛んに引用されるなど、後世の思想家にも影響を与えた。「いまどきの若者は」的な道徳論を説くのに都合がいいためか、一時は日本でもセネカの言葉は便利に使いまわされていた。でも今は、お役御免状態。人口比から見ても行儀のよくない年寄りの数が増えて、へたにセネカなんか持ち出すと「いまどきの年寄りこそなってない」と反撃されかねないので、しょうがないか。
初出:2008年3月2日

2013年3月16日土曜日

標語流行語キャッチフレーズ発掘その2

「婦人美容」の標語(大正15年/婦人世界社)
一に清潔 二に愛嬌 三に程よい薄化粧
寸評◎そこはかとなく気持ち悪い。
参考資料:『標語・スローガンの事典』(祖田浩一編/東京堂出版/1999年)
初出:2010年3月24日

2013年3月15日金曜日

ひとり大喜利「ひとり喜利」/ゴルゴ13、引退会見で何て言った?

ついにスナイパーをやめることを決めたゴルゴ13が引退会見で言ったひと言にみんな大コケ。ゴルゴ13、何て言った?
█ お題 ついにスナイパーをやめることを決めたゴルゴ13が引退会見で言ったひと言にみんな大コケ。ゴルゴ13、何て言った?
回答
今後は趣味としてやっていきます。
もともと好きでやってたんだ……。
█ お題 ついにスナイパーをやめることを決めたゴルゴ13が引退会見で言ったひと言にみんな大コケ。ゴルゴ13、何て言った?
回答
何度か人違いした件については、素直にゴメンと言いたい。
あのね。
█ お題 ついにスナイパーをやめることを決めたゴルゴ13が引退会見で言ったひと言にみんな大コケ。ゴルゴ13、何て言った?
回答
周りがね、“お前さいきん丸くなったよな”って言うんだよ。
友だち、いるんだ。
█ お題 ついにスナイパーをやめることを決めたゴルゴ13が引退会見で言ったひと言にみんな大コケ。ゴルゴ13、何て言った?
回答
末の娘が二十歳になりました。
意外に子だくさんだったりして。
█ お題 ついにスナイパーをやめることを決めたゴルゴ13が引退会見で言ったひと言にみんな大コケ。ゴルゴ13、何て言った?
回答
結局
人が人を殺しては
いけないんだな
       ごるご
……。じゃ、また次回。
初出:2011年4月30日

2013年3月14日木曜日

七五調の馬鹿3

江戸川柳その3
出典:以下は、岩波文庫の『誹風柳多留』『誹風柳多留 拾遺』(山澤英雄・校訂)には収録されていない「誹風柳多留」の後期の句で、『江戸川柳辞典』(浜田義一郎編/東京堂出版)に拠った。
馬鹿は尻利口は目から鼻へぬけ(三三篇)
「目と鼻の先」という表現があり、これは距離が非常に近いことのたとえ。「目から鼻へ抜ける」という表現は、目からインプットされた情報がごく短時間で処理されて鼻へと抜けていくということであるから、頭の回転が速く機転が利くことをいう。ところが馬鹿は、目から遠く離れた尻へ抜ける(「尻へ抜ける」には聞いたそばから忘れていくという意味もある)というのだから、ずいぶん時間がかかるものだ。などと真面目に解説すべきたぐいの句でないことは確かだ。
此雪に馬鹿ものどもの足の跡(七九篇)
 源義経ゆかりのみちのくは平泉・中尊寺を詠んだ芭蕉の名句「夏草や兵(つわもの)共がゆめの跡」の本歌取り。雪見に出てはしゃいでいる江戸っ子の様子が目に浮かぶ。なんつって、実はあまり目に浮かんではいない。
あとのくしゃみを待っている馬鹿なつら(八八篇)
 出そうで出ないくしゃみを今か今かと待っている顔は、きたるべきくしゃみの衝撃に表情筋が備えている顔である。それはいいとして、くしゃみが出る瞬間に口を大きく開けていると「はっはー」という音がするだけで破裂音は伴わない。逆に固く口を閉じていると鼻の穴から多量の空気と場合によっては鼻汁が一気に出る。ぜひ試してほしい。
人間万事さまざまな馬鹿をする(一一七篇)
 たとえば?
初出:2008年3月29日

2013年3月13日水曜日

ダジャレにひと言5 チカン

お題:ダジャレにひと言足して、なんか悲しいダジャレを作ってください。悲しくなくてもいいですし。
チカンの価値観
ボクらはね、人を肩書きで判断したりしないですよ
でしょうね。
初出:2011年12月13日

2013年3月12日火曜日

ギャラリー01

吉田BKの未来予想図

Copyright/吉田MG 2013

脱腸手術入院マニュアル その3

関係各方面への脱腸手術宣言

 アパートに帰り、病院で渡された「入院のしおり」に目を通すと、「各ベッドにカード式テレビが備えてあります」とある。よかった。サッカーのワールドカップ(フランス大会)が見られる。
 夜になって、田舎に電話をした。
「もしもし」
 オフクロが出た。
「もしもし、オレ」
「ああ、徹(実名)。なに、どうしたの。お金なぐなった?」
 金はいつもない。それはそれとして、3年に1度くらいしかオレからは電話をしないので、オフクロはちょっとうれしそうだ。
「あのさ、今度脱腸の手術するんだよ」
「脱腸? あっはっはー、このあいだMG(姪っ子)もやったばっかりだ」
「へえ、そうなんだ」
「そうなのさ。なんだが、ちゃっちゃっちゃって、1週間もしないうちに退院してきたっけ」
「手術、簡単みたいだもんね」
「そうだったよ」
 この1、2年前に、アニキが脳になんかができて目がよく見えなくなったりあれやこれやで、けっこう大変な手術をしていた。手術後も、運動能力が完全に復活したわけではないらしいけど、とりあえず日常生活にはそれほど支障がないようだ。そんなわけで吉田家では、脱腸の手術はなんてことない。
「それでさ、同意書に家族のハンコを押してもらわねばダメなんだって。送るからハンコ押して送り返して」
「何? ハンコ押せばいいの? わがった。……お金はあるの?」
「うん。……なんとかなるんじゃねー」
「ふーん。ご飯食べてるの? ワカメとかソバとか送るか?」
「すぐには送らなくていいよ。退院したらまた電話するがら」
「うん、電話しろ」
 それから数分、オフクロは、アニキがどうだの近所の誰それがなんだとかって話をしたあと、聞いてきた。
「どれぐらいお金かかるの? 20万? 30万?」
「手術代と入院費用合わせて10万円くらいだって」
「ああ、そういえばMG(姪)のときもそれぐらいだったっけかな」
「んじゃ、同意書送るから、ハンコよろしく。じゃーね」
「はいはい、じゃーね」
 たぶん、オフクロは金を送ってくる気だ。


 手術したあとは当分風呂に入れないだろうと思って、髪を短くしに散髪屋さんに行った。
「いつも9ミリのバリカンだっけ」
「そうでしたっけね」
「じゃあ、今回は7ミリのバリカンで、いつもより短めにしようかな」
「すぐ、伸びますからね」
「うん……。ちょっと、短くしたい事情もあってさ」
 金が10万円もかかるのはヤだったけど、手術することをちょっと自慢したくて話をそっちのほうに持っていこうとした。普通なら、こんな言い方されたら、何があったか聞きたいよねぇ。でも……。
「そうなんですか」
 だってさ。
「うん。風呂にも入れなくなるだろうから」
「短くすると、顔と一緒に洗えますから、入らなくていいかも、あっはっは。前髪はどうします?」
 確かに前髪は大事だ。でも、風呂に入れない事情は聞きたくないわけ?
「前と上は、立つか立たないかくらいで」
「サイドと後ろは、上まで刈り上げちゃっていいですよね」
「うん」
 理容美容業界には、客のプライバシーをあれこれ聞いちゃいけないという決まりでもあるのか、話にのってこない。たとえば十円パゲができていても、客に聞かれない限り、「ここにハゲがある」って言っちゃいけないって、以前おばちゃんは言ってた。かつては町の情報収集発信基地みたいな役割を果たした時代もあったっていうけど、今はなんかいろいろと気をつかわなきゃいけないみたいだ。
「今度、手術するんだよね。それで、風呂に入れなくなるだろうから、短くしようかなと思ってさ」
 しょうがないので、自分から話した。
「どっか悪いの? 大変ですねぇ」
「悪いっていうか別に病気じゃないんだよね。脱腸の手術」
「ああ、今はあんまり脱腸って言わないんじゃないですか。ヘルニアでしょう」
「うん。鼠径ヘルニアだって。でもヘルニアって言われてわかる?」
「わかりますよ」
「そうなんだ。へー」
「うちのお客さんでも、けっこう多いですよ、ヘルニアの手術した人。それに病気じゃないって言うけど、最近も、大変な手術になったっていうお客さんいましたよ。バイクかなんかに乗ってて軽い事故起こしてね、別にケガをするほどの事故じゃなかったらしいんだけど、ちょうどヘルニアで腸が出ているところに当たったんだって」
 まあ、これも客のプライバシーだけど、70歳くらいのジイさんの話だし、ジイさんが自分から話したネタだからいいか。……ネタって。
「へえ、そうなんだ」
「うーん、それで腸が破れただかなんだかで死ぬところだったって言ってましたよ。何が起こるかわかんないですからね、早く手術したほうがいいですよ」
「うん」
 このあとは、いつものように世間話になった。散髪屋のおばちゃんとは共通の話題が多い。なんやかんや話しているうちに、髪はさっぱり仕上がった。
「もみあげは、どうします? 途中でカットして、境目をきっちりつけるか……」
「うーん」
「それか、えーと、……先のほうをシュってするか」
「シュって?」
「なんていうか、こう、シュって」
「ふふ、んじゃあ、シュってして」
 ってなわけで、オレのもみあげはシュっとなった。


 月末は留守にすることになるので、前もって家賃を払っとこう。大家さんの家はアパートの隣にあるので、往復30秒もかからない。
「あら、吉田さんどうしました?」
 月末の支払日以外にオレが訪ねることはないので、大家さんの奥さんは意外そうな顔をしている。
「ちょっと入院することになったんで、早めに家賃をお支払いしとこうと思いまして」
「入院を? どうしました?」
「あの……だっち、……へ、ヘルニアの手術するんで」
「ヘルニア?」
「はい」
「……」
「……」
「あーっ! ダッチョね」
 なんか、恥ずかしい。はじめっから脱腸って言えばよかった。

つづく

2013年3月11日月曜日

馬鹿をめぐる名言5

ホラティウス
えてしてわれわれは、よい点までも退けて、きれいな器を汚したがる。他の連中よりもひかえ目な男がいれば、たちどころに、「のろま」や「馬鹿」で片付ける。
片付け上手のおだて下手。
自分のおめでたさに満足し、最後まで気づかないでいられるなら、狂人と言われ、馬鹿とさげすまれても、賢いためにいらいらしているよりはましだ。
馬鹿親に イライラしてる 馬鹿息子 馬鹿と馬鹿とを 混ぜるなキケン
「えてしてわれわれは…」/出典:古代ローマの抒情詩人、ホラティウス(紀元前65~紀元前8年)の「風刺詩集」(『世界文学大系 67 ローマ文学集』鈴木一郎他訳/筑摩書房)。さて、ホラティウスは古代ローマの代表的詩人らしいが、その作品を実際に読んだことのある人はごく少数だろう。名言集の常連なのに。

「自分のおめでたさに…」/出典:同じくホラティウスの「書簡詩」のなかの言葉で、モンテーニュの「エセー」(『筑摩世界文学大系13 モンテーニュⅠ エセー』原二郎訳)に引用されていたもの。「ホラティウスの作品を実際に読んだことのある人はごく少数だろう」と書いた舌の根も乾かぬうちに言っておくと、図書館に行ったら、『アリストテレース詩学・ホラーティウス詩論』(岩波文庫/1997年刊)が見つかった。岩波文庫に入るくらいだから、けっこう多くの人に読まれているのだろう。or、岩波文庫に入るくらいだから、ごく少数の人しか読んでいないのだろう。
初出:2008年3月2日

2013年3月9日土曜日

標語流行語キャッチフレーズ発掘その1

「貯蓄奨励」の標語(大正8年/逓信省為替貯金局)
一銭を笑ふ者は 一銭に泣く
寸評◎情緒不安定?
参考資料:『標語・スローガンの事典』(祖田浩一編/東京堂出版/1999年)/角川学芸ブックス『標語誕生! 大衆を動かす力』(筑紫磐井著/角川書店/2006年)
初出:2010年3月19日

2013年3月8日金曜日

ひとり大喜利「ひとり喜利」/相撲部屋から聞こえる…

隣の相撲部屋から聞こえる激しい稽古の声。でもときにはクスっと笑えるセリフも聞こえてきます。たとえば?
█ お題 隣の相撲部屋から聞こえる激しい稽古の声。でもときにはクスっと笑えるセリフも聞こえてきます。たとえば?
回答
手を出したのはこちらが先だが、足が出たのはあっちが先だ。
おすもうさんは、ウマいことを言わなくていいから。
█ お題 隣の相撲部屋から聞こえる激しい稽古の声。でもときにはクスっと笑えるセリフも聞こえてきます。たとえば?
回答
親方~何を言うんすか~、“下のほうのチョンマゲ!”って~!
出た! 親方のオヤジギャグ。
█ お題 隣の相撲部屋から聞こえる激しい稽古の声。でもときにはクスっと笑えるセリフも聞こえてきます。たとえば?
回答
なんやねん、トイレットペーパーの大きさは普通やんけ!
千原(兄)?
█ お題 隣の相撲部屋から聞こえる激しい稽古の声。でもときにはクスっと笑えるセリフも聞こえてきます。たとえば?
回答
そう言うお前だってデブじゃないか!
見た目で悪口を言い合うと、どうしたってそうなるよね。
█ お題 隣の相撲部屋から聞こえる激しい稽古の声。でもときにはクスっと笑えるセリフも聞こえてきます。たとえば?
回答
前髪が決まらないと1日中ユーウツなところなんか、相撲取りもOLさんと変わりないですよ。
女性誌のインタビューか……そこまでニーズに応えようとしなくても。
█ お題 隣の相撲部屋から聞こえる激しい稽古の声。でもときにはクスっと笑えるセリフも聞こえてきます。たとえば?
回答
景子、ちょっと稽古の出来を見てくれ。いくぞ、“あどで~、んとねー、僕ね~”
自分の物まね練習してたんだ、貴乃花。さすが稽古熱心と感心しつつ、また次回。
初出:2010年7月24日

2013年3月7日木曜日

七五調の馬鹿2

江戸川柳その2
出典:『誹風柳多留』(山澤英雄・校訂/岩波文庫)、『誹風柳多留 拾遺』
※カッコ内に「初」や「二」などの数字のみあるものは『誹風柳多留』の篇数、「拾遺」とあるものは『誹風柳多留 拾遺』の篇数を示している。
馬鹿なこと看病もせず里へ行(一八篇)
 里は「色里」の略で、遊郭のこと。遊郭ってのは金がかかってそうしょっちゅう行けるもんではないけど、看病はいつだってできるわけだし。
遠くから口説くを見れば馬鹿なもの(一八篇)
 そんな馬鹿なものをじっくり観察して詠んだ句。ヒマだな。
馬鹿らしさ馬に乗ってて道を聞き(二二篇)
 江戸時代の明和年間以前、吉原で遊ぶ客はみんな馬に乗って向かったため、浅草~吉原の道は「馬道うまみち」と呼ばれていたという。吉原は高級な店ばかりで、庶民がそうそう遊べるような場所ではなかった。1年がかりで金をため、初めての吉原行き。馬をひく馬子に「吉原まで」と頼んでいるのに、誰かに自慢したくてわざわざ人に道を尋ねる。一生に何度も行けるわけじゃないんだし、自慢させてやれ。
雪見には馬鹿と気の付く所まで(拾遺 初篇)
 途中で寒さに耐えられなくなり、さすがに馬鹿だと気がついて帰ってくるわけだ。『誹風柳多留』では、このすぐ前に「いざさらば居酒屋の有るところまで」という句があり、いずれも芭蕉の「いざさらば雪見にころぶ所まで」の本歌取りになっている。道理で他の句と比べてちゃんとしているはずだ。
馬鹿めらと雪見の後に呑んでいる(拾遺 初篇)
 この句は、「ひまなことかなひまなことかな」という前句を受けて詠まれたもの。雪見は風流とも言えるが、ヒマでなければできないこと。そのあとに酒を呑もうというのだから、たしかに「ひまなことかな」である。ヒマがあろうがなかろうが、酒呑みは酒を呑むんだけどさ。
子を持ってやうやう親の馬鹿が知れ(拾遺 十篇)
 他人の親馬鹿ぶりを見てまるで理解できなかったことが、自分に子供ができたとたんに親馬鹿の心理がわかるようになったということ。あくまでも「親馬鹿」限定。別に子どもを持たなくても、親が年をとってくると、「自分の親って、けっこう馬鹿だったんだ」と客観的に判断するようになるわけだし。
初出:2008年3月18日

2013年3月6日水曜日

ダジャレにひと言4 松たか子 ※下ネタ注意

お題:ダジャレにひと言足して、なんか悲しいダジャレを作ってください。悲しくなくてもいいですし。
松たか子の困つた過去
初舞台の歌舞伎座で、大向こうをオナらせる名演技
こうらいやらしい。
初出:2011年12月9日

2013年3月5日火曜日

脱腸手術入院マニュアル その2 剃毛と銭湯問題

剃毛と銭湯問題

 パンツを下ろしてふくらみを見せると、医者は軽く触ってすぐに言った。
「ヘルニアですね、鼠径そけいヘルニア。昔の言い方だと脱腸」
「ああ、はい、へへ」
 やっぱりかよと思ってがっかりしつつ、半笑いを浮かべてしまった。
「いつにします?」
 なんか急展開。
「あの? へへへ」
 でも半笑いはキープ。
「手術。手術しないと完治しないんですよ」
「ああ、はい」
「手術は初めてですか?」
「……はい」
 半笑いには、すでに力がなくなっていた。
 オレが余裕の対応をしているわけじゃないってことがわかったらしく、医者はなぐさめるように言ってくれた。
「簡単な手術ですよ。内臓を切るわけじゃないですから、盲腸の手術よりよっぽど危険は少ないです。まあ、切るわけですから、100パーセント安全ではないにしてもね」
「あの、お金はどれくらいかかるんですか?」
 金は、一番大きな問題だ。
「手術自体は簡単なので、手術代はそれほどかかりません。あとは入院費用ですね。初めての手術でも、1週間かそこらで退院できますから、そんなにはいかないでしょう」
「だいたい、いくらくらいに……」
 「ちょっと正確な金額は私、アレなんで、あとで1階の医事課で聞いていただけますか」
 医者にとって、金はそれほど大きな問題ではない。
「ああ、はい、わかりました。それと、あの……」
「なんでも聞いてください。初めての手術は不安なもんですからね」
「ここらへんの毛は、剃るんですか」
 パンツをおろしたまま手のひらをヒラヒラさせ、もじゃもじゃのあたりを指し示した。これは、2番目に大きな問題だ。
「そういうことになりますね。おへそのあたりから太ももの中ほどくらいまで、けっこう広い範囲を剃りますね」
「そうなんですか、っはぁ」
「3カ月もすれば元どおりになりますよ」
 ニコニコしながらそう言う医者は、オレのアパートに風呂がないなんてことは想像もしない。もじゃもじゃしてるはずの場所がつるつるしてたら、銭湯では絶対に注目を浴びる。そんなつるつる男がいたら、オレだって見る。
「その間、銭湯には……」
「銭湯? まあ、銭湯は我慢ですね」
 つるつるで銭湯に行ったらまずいだろうということをわかっている医者は、オレが趣味で銭湯に行くわけではないことをわかっていない。
「どうします? なんだったらこの場で手術の日にちを決めますか」
「はい」
 オレって理解が早いでしょ? って感じの返事を返した。もう、しょうがないから。
「それじゃあ、えーと、6月の29日はどうです。月曜日。入院も手術も初めてということで、いろいろ検査をしなきゃいけないんで、ちょっと早いんですが、26日の金曜日に入院していただいてよろしいですか」
「はい……、わかりました。それでお願いします」
 それから看護婦に別室に連れて行かれて入院のシステムや事前に用意しなきゃならない物の説明を受け、いろんなことが詳しく載っているパンフレットをもらった。入院当日だか手術の日だかに、家族が手術同意書に記入し捺印しなければならないみたいだ。でも、家族は田舎にいて、来られない。というか、脱腸の手術くらいで呼ぶつもりはない。そう説明すると、看護婦は「えっ? このひと何?」って顔をした。それからちょっと待たされて、婦長さんらしき人からOKが出たようで、郵送して書名捺印してもらえばいいということになった。ひとり暮らしの人が手術するのって、そんな珍しいのか?
 帰りに医事課に寄って料金を聞いたら、3割負担の国民健保の場合、手術費用と入院費用、食費なんかを合わせて、1週間でだいたい10万円。予想していたよりは安い。でも、ほっとするほど安くもなかった。10万円あれば、家賃を入れてもひと月楽勝で暮らせる(当時)。

※手術する医者の考え方にもよるだろうが、現在では、剃毛に起因する感染症を避ける意味でも、剃毛は行わないのが普通だそうだ。短く刈り込むのかな。

つづく

2013年3月4日月曜日

馬鹿をめぐる名言 4

エウリピデス
ほかのことでは間抜けでも恋するときには誰もがとても賢くなるものだ。
恋、しようかな。
もしも親たちが、かつては自分も若かったのだと気がつけば、生まれついての愚か者でない限り、わが子たちの色恋を寛大に受け入れることだろう。
親をかいかぶっている。
「ほかのことでは間抜け…」「もしも親たちが…」/出典:古代ギリシアの三大悲劇詩人の最後のひとり、エウリピデス(紀元前484年頃~紀元前406年)の「エウリーピデース断片」(『ギリシア悲劇全集12』伊藤照夫・久保田忠利・下田立行他訳/岩波書店)より。なお、この『ギリシア悲劇全集』ではエウリーピデースになっているが、同じ岩波書店でも(他の出版社でも)著者(訳者)によってはエウリピデスになっているので、ネット検索していろいろ調べたい方は両方試してください。それと、どうでもいいことですが、書店とか図書館で「エウリーピデースの本ありますか」と聞くのはなかなか気恥ずかしい。
初出:2008年3月1日

2013年3月2日土曜日

ダジャレにひと言3 スリ冤罪

お題:ダジャレにひと言足して、なんか悲しいダジャレを作ってください。悲しくなくてもいいですし。
だから僕はスリランカしてませんて!
みんなそう言うの
正論は通じない、っていう。
初出:2011年12月2日

2013年3月1日金曜日

ひとり大喜利「ひとり喜利」/家族のひと言にお父さんドキ!

庭でイヌと遊ぶ家族が言った何気ないひと言に、
お父さんドキっ! なんて言ったの?
█ お題 庭でイヌと遊ぶ家族が言った何気ないひと言に、お父さんドキっ! なんて言ったの?
回答
ポチったらもう、パパの若いころにそっくり。
そっくりって、ポチのどこが? ポチの何が? どこが何が?
█ お題 庭でイヌと遊ぶ家族が言った何気ないひと言に、お父さんドキっ! なんて言ったの?
回答
ポチのここ嗅ぐと、お父さんよりクサい~!
基本、お父さんのほうがクサいんだ。
█ お題 庭でイヌと遊ぶ家族が言った何気ないひと言に、お父さんドキっ! なんて言ったの?
回答
こらパパ、っじゃなかったポチ。
セールスマンに商品をすすめられると、「ポチに相談してからじゃないと」とか言っちゃうんだろうな。
█ お題 庭でイヌと遊ぶ家族が言った何気ないひと言に、お父さんドキっ! なんて言ったの?
回答
「ポチって、ママの初恋の人の名前をとって名付けたんだよね、ママ」「やだもう、パパに聞かれたらどうするの」
聞かれてるぞ!
█ お題 庭でイヌと遊ぶ家族が言った何気ないひと言に、お父さんドキっ! なんて言ったの?
回答
ポチが、「あっしは昼はイヌですが、夜はネコになります」だって。
ポチは“あっし”っては言わないだろう……。いずれにしても、また次回。
初出:2010年8月28日