2013年5月13日月曜日

馬鹿をめぐる名言 13

パスカル
想像力は愚者を知者にすることはできない。だが、愚者を幸福にすることはできる。
 想像力で幸福になれる人は、想像力なしでも幸福になれそうな気がする。
人間は、おまえはばかだとたびたび言われると、そう思いこみ、またおれはばかだと自分に言いきかせると、そう思いこむようにできている。
 おまえは馬鹿だとたびたび言われて、20年間実家に帰らなくなりました。
「想像力は愚者を…」「人間は、おまえはばかだと…」/出典:「考える葦」「クレオパトラの鼻」でおなじみのフランスの思想家・数学者・物理学者パスカル(1623~1662年)の「パンセ」(『パスカル冥想録』由木康訳/白水社/1959年初版)より。「パンセ」の中でパスカルはモンテーニュの「エセー」についてたびたび言及している。その多くは非難・批判だが、<注>の文中にあまりにも頻繁に「モンテーニュ『エセー』第×章」と出てくるものだから、パンセを読んだ人はきっと「エセー」も読みたくなるだろう。ちなみに「人間は一茎の葦にすぎない。自然のうちでもっとも弱いものである。だが、それは考える葦である」は断章347、「クレオパトラの鼻、それがもう少し低かったら、地の全面はかわっていたろう」(みなさんの記憶にあるフレーズとは違っているでしょうが、こっちのほうがオリジナルです)は断章162に出てきます。
初出:2008年3月9日

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