2013年9月9日月曜日

馬鹿をめぐる名言29

ニーチェ 1
他人を馬鹿だ、よくない奴だ、と言明してしまった人はだれでも、その人が結局そうでないことを示すと、腹を立てる。
 腹を立てると血圧が急上昇して心臓の冠状動脈硬化が進行するので、穏やかな心で怒鳴るように努めている。ゆくゆくは"笑いながら怒る人"をマスターしたい。
いい手本を示そうとする者は、自分の徳に微量のばかげたところを添えなくてはならぬ、すると人は見習って、同時にその模範を眼下にみおろす、――これが人々の好むところである。
 いい手本を示そうとする人は、苦手だ。
出典:ドイツの哲学者ニーチェ(1844~1900年)の「人間的な、あまりに人間的な」(『ニーチェ全集 第五巻 人間的、あまりに人間的Ⅰ』池尾健一訳/理想社)より。ちなみに、「お前の分別にひと粒の愚かさを混ぜておきたまえ。時をみてばかなことをするのもよいことだ」(『ラルース 世界ことわざ名言辞典』田辺貞之助監修・島津智訳/角川書店)と言ったのは、古代ローマの抒情詩人ホラティウス。
初出:2008年5月7日

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