2013年9月2日月曜日

馬鹿をめぐる名言28

ハーディ
百年てば、人々の眼も変り、心も変る。
流行も改まる。新時代の愚者と賢者が生まれよう。
人は新しい悩みを嘆き、新しい喜びに酔うだろう。
 100年たてば、政権も変わる。っつーか、政権交代が100年のスパンて! 奈良・平安時代の遷都じゃないんだから。!
出典:小説家としても詩人としても成功したイギリスの文豪トマス・ハーディ(1840~1928年)が百年後の世の中に思いを馳せて書いた詩「1967年を想う」(『筑摩世界文学大系88 名詩集』篠田一士編・森亮他訳)の一節。ハーディの代表小説にして、当時の性的タブーを破ったとしてボロクソに非難された(※)ために小説をやめて詩作に専念するきっかけともなった『ダーバヴィル家のテス』は、ロマン・ポランスキー監督によって1979年に映画化(タイトル「TESS」、邦題「テス」)されているが、もうだいぶ前のことになるので若い方はご存じないかもしれない。最近でいうと、マイケル・ウインターボトム監督がメガフォンをとった「日蔭のふたり」(1996年公開)と「めぐり遭う大地」(2000年公開)の原作がやはりトマス・ハーディの小説。マイケル・ウインターボトムというのは、映画「24アワー・パーティ・ピープル」の監督としても知られ……、と書きながら、オレが一番最近、映画館に観に行った映画ってなんだっけと考えてみたら、「ゴッドファーザーPARTⅢ」(1990年公開)だった。オレは映画にそれほど興味がないんだよね。
※当時の日記にハーディは、「もしこういうことが続くなら、小説の筆を折らなければならない。撃たれるのがわかっていながら立ち続ける馬鹿はいない」と記している(『トマス・ハーディ 人と思想152』倉持三郎著/清水書院)。
初出:2008年5月1日

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