2013年4月18日木曜日

七五調の馬鹿4

江戸川柳その4
「川傍柳」「藐姑柳」「柳筥」「柳籠裏」「玉柳」など初代柄井川柳の選による句集を収めた『初代川柳選句集』(千葉治校訂/岩波文庫)より
※各句末尾のカッコ内は、以下のように『初代川柳選句集』の何という句集に収められた句かを示している。 川傍柳」=(傍)、「柳筥」=(筥)、「玉柳」=(玉)。また各略号の後に付いている漢数字は、たとえば「(傍一)」なら「川傍柳 第一巻」に収録された句であることを意味している(漢数字のないものは一巻のみの句集)。
柿の木の上であやまる馬鹿ななり(傍一)
 柿の木は折れやすいから気をつけるんだぞ~。
たてひきでとうがらし喰う馬鹿な事(筥四)
 たてひきは、意地の張り合いのこと。「たてひきでとうがらし喰うのは馬鹿な事」っていう内容の句を作ろうと思い立ち、5分考えて「のは」を抜いたらほらこのとおり出来ましたって感じの句。
馬鹿な病はまたぐらがむっくむっく(玉)
 むっくむっく? よく見たらモックアップじゃねーか。なんつって、ウソウソ。
馬鹿な事夜這の耳へほととぎす(傍四)
 珍しく、ちゃんとしているっぽい句。これで意味がわかったら、なおよかったんだけど。
初出:2008年4月10日

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