一難去ってまた一難
2010年4月7日
右ヒザがずっと痛い。
ひどいときはアパートの急な階段をいたタタタ……(休み)……いたタタタ……(休み)……いたタタタと休み休みゆっくり下りなきゃならない。
図書館で本棚の下段の本を見るときも、いったんしゃがんでしまうと立ち上がるのが大変なので、腰だけを深く曲げて覗き込まなきゃならない。
一番面倒なのが大のあと。アパートに標準装備されているのは和式便所で、蹲踞の姿勢から立ち上がるのが辛すぎる。そこで、両手をヒザに当ててゆっくり腰を上げていく。途中で右ヒザをかばって左足荷重になってしまうがそれでも右ヒザはやっぱり痛い。
考えてみると、ヒザが痛いのにそのヒザに手を当てて力を加えるのは理にかなってない。
部屋の中なら、床に手をついて立ち上がる。でも、和式便所の床に手をつくのは気が進まない。
床に準じる強度と安定感があって汚くない場所といったら……。
!
というわけで、右手を右足首、左手を左足首につき、それを支えに腰を上げてみた。
お? イケる。そんなに痛くない。わーい。ちょっとへんてこりんな格好だけど、ケツを拭く姿よりはマシだ。
これで便所での立ち上がりはラクになったし、4月に入ってからどんどんあったかくなって、階段の昇り降り時の痛みからも解放されつつある。
一番の困りごとが解決に向かうと、次の困りごとが浮上する。やたらガスがたまって困るんだよね。
ご飯を食べながら空気を飲み込み、コーヒーを飲みながら空気を飲み込み、ツバを飲み込むときにも空気を飲み込む。誰だって空気を飲み込むにしても、オレの場合、スムーズにゲップとして口から出せないのか、ガスがどんどんたまっていく。
屁って、適量だと気持ちいい。けど、あまりにも量が多すぎるもんな。あーあ、ユーウツ。
2010年4月26日
相変わらずガスがたまり放題だ。
大腸内のガスの量が一定を超えると、ガスの塊が動くたびにゴキゴキと音が鳴る。
このゴキゴキは、通常なら午後4時頃開始なのだが、今日は外出中だというのに昼過ぎからゴキゴキし始め、腹が張ってしようがなくなった。
東京の私鉄の各駅停車しか止まらない駅の街の昼下がりは人影まばらで、屁をするのにそれほど困難はない。
オレは歩きながら半径10メートル以内に人がいないことを確認してからフンッ! と力を込めた。だが、すんなりとは出てくれない。
しばらくして、半径20メートル以内にひと気のないことを確認し、さっきより強い力を込めて再チャレンジしたが、これも空振り。
出口近くのセンサーは、危険がない(汁けがない)ことを告げている。パワー全開で気張っても悲しいことにはならないはず。でもやめた。どんだけの音量を伴う屁なのか、見当もつかなかったからだ。
ということで腹をゴキゴキ鳴らしながら方南町のブックオフで100円本のコーナーを物色した後、大原交差点経由で笹塚の古本屋までゴキゴキ寄り道してから代田橋に帰った。
アパートに戻ったオレは誰に気兼ねすることなく、ゆっくりと確実に腹に力を込めていった。
ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅううううううう、
出た。
音量は申し分なし。汁け気もなし。
音質は、乾いていて、それでいてふくらみがあり、耳に心地いい。楽器でたとえるなら、リード付きの木管楽器ではなく、金管楽器の音(ここのところ痔の調子がよくて、「もはや痔ではない」と言いたいくらいなんだよね)。豊かな音のふくらみや、無段階に音程を変化させられるところなんかを考慮するなら、金管楽器のなかでも「神の楽器」と呼ばれるトロンボーンの音と言っていいだろう。
しかし、なんとかなんねーかな、屁。
初出:2010年4月7日/2010年4月27日
2010年4月7日
右ヒザがずっと痛い。
ひどいときはアパートの急な階段をいたタタタ……(休み)……いたタタタ……(休み)……いたタタタと休み休みゆっくり下りなきゃならない。
図書館で本棚の下段の本を見るときも、いったんしゃがんでしまうと立ち上がるのが大変なので、腰だけを深く曲げて覗き込まなきゃならない。
一番面倒なのが大のあと。アパートに標準装備されているのは和式便所で、蹲踞の姿勢から立ち上がるのが辛すぎる。そこで、両手をヒザに当ててゆっくり腰を上げていく。途中で右ヒザをかばって左足荷重になってしまうがそれでも右ヒザはやっぱり痛い。
考えてみると、ヒザが痛いのにそのヒザに手を当てて力を加えるのは理にかなってない。
部屋の中なら、床に手をついて立ち上がる。でも、和式便所の床に手をつくのは気が進まない。
床に準じる強度と安定感があって汚くない場所といったら……。
!
というわけで、右手を右足首、左手を左足首につき、それを支えに腰を上げてみた。
お? イケる。そんなに痛くない。わーい。ちょっとへんてこりんな格好だけど、ケツを拭く姿よりはマシだ。
これで便所での立ち上がりはラクになったし、4月に入ってからどんどんあったかくなって、階段の昇り降り時の痛みからも解放されつつある。
一番の困りごとが解決に向かうと、次の困りごとが浮上する。やたらガスがたまって困るんだよね。
ご飯を食べながら空気を飲み込み、コーヒーを飲みながら空気を飲み込み、ツバを飲み込むときにも空気を飲み込む。誰だって空気を飲み込むにしても、オレの場合、スムーズにゲップとして口から出せないのか、ガスがどんどんたまっていく。
屁って、適量だと気持ちいい。けど、あまりにも量が多すぎるもんな。あーあ、ユーウツ。
2010年4月26日
相変わらずガスがたまり放題だ。
大腸内のガスの量が一定を超えると、ガスの塊が動くたびにゴキゴキと音が鳴る。
このゴキゴキは、通常なら午後4時頃開始なのだが、今日は外出中だというのに昼過ぎからゴキゴキし始め、腹が張ってしようがなくなった。
東京の私鉄の各駅停車しか止まらない駅の街の昼下がりは人影まばらで、屁をするのにそれほど困難はない。
オレは歩きながら半径10メートル以内に人がいないことを確認してからフンッ! と力を込めた。だが、すんなりとは出てくれない。
しばらくして、半径20メートル以内にひと気のないことを確認し、さっきより強い力を込めて再チャレンジしたが、これも空振り。
出口近くのセンサーは、危険がない(汁けがない)ことを告げている。パワー全開で気張っても悲しいことにはならないはず。でもやめた。どんだけの音量を伴う屁なのか、見当もつかなかったからだ。
ということで腹をゴキゴキ鳴らしながら方南町のブックオフで100円本のコーナーを物色した後、大原交差点経由で笹塚の古本屋までゴキゴキ寄り道してから代田橋に帰った。
アパートに戻ったオレは誰に気兼ねすることなく、ゆっくりと確実に腹に力を込めていった。
ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅううううううう、
ブンっ!
出た。
音量は申し分なし。汁け気もなし。
音質は、乾いていて、それでいてふくらみがあり、耳に心地いい。楽器でたとえるなら、リード付きの木管楽器ではなく、金管楽器の音(ここのところ痔の調子がよくて、「もはや痔ではない」と言いたいくらいなんだよね)。豊かな音のふくらみや、無段階に音程を変化させられるところなんかを考慮するなら、金管楽器のなかでも「神の楽器」と呼ばれるトロンボーンの音と言っていいだろう。
しかし、なんとかなんねーかな、屁。
初出:2010年4月7日/2010年4月27日
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