2013年6月4日火曜日

脱腸手術入院マニュアル 付記

2回目の脱腸手術に関するメモ

 右の脱腸手術はラクだった。入院した翌日にすぐ手術で、たしか6日後くらいには退院したと思う。2回目だけあって、インフォームドコンセントは簡略化。同じ病室に、ガン手術のじじい&文句ばっかり言っているじじいがいたので、看護婦チームはそちらに神経を集中して、オレのことはほとんどかまわない。ちょっと寂しかったが、まあ、しょうがない。
 前回の入院でけっこう可愛いなあと思っていた看護婦のなかのひとり(30歳代前半かなあ)が毛剃り担当になって、ヤバいかもと懸念したのだが、作業中にどうでもいいことをしゃべりまくることで邪念に付け入る隙を与えないという作戦が功を奏し、気がついたらあそこツルツル、のどカラカラになっていた。
 2回目の手術の担当医は若くて、看護婦に対して敬語を使っている。古株の看護婦(といっても20代後半くらいにしか見えない)は医者に対してタメ口。同性同士は、やっぱめんどくさそうだ。
 浣腸に関しては、前回のこともあって、浣腸液を注入されたあと、ガマンもクソもなく、最初からトイレの個室で待機していた。だが、これがよくなかった。やはり、病室である程度ガマンし、それからトイレに向かい、個室の前で耐え、それから入室、さらに便座に座ってガマンし、開放、という手順を踏むべきだと思った。というのも、“すべてを出し切った”感が得られなくて、脊髄に麻酔注射を打たれるまで、腸にやつらが残っている感じがしてしょうがなかったんだよね。結果的には大丈夫だったけどさ。
 手術自体は、前回と変わりない。担当医は若いけど、患者に不安を感じさせるような言動はなかったし、以前世話になったT先生が補佐していたし。手術後半で、「あれ? 麻酔をしているはずなのに足の指が動く!」と、ほんのちょっとだけビビって、手術が終わった直後に先生に、「足の指が動くんですけど」と訴えた。担当医は、動いているオレの足の指を見て無言だったが、T先生が、「痛みは感じますか」と聞くので、「いーえ」と答えたら、「平気ですよ」と言ってくれた。たしかに、平気だった。

 手術後、麻酔がさめるのに備え、ガマンせずに痛み止めの薬を飲んでガマンせずに痛み止めの座薬を入れてもらったおかげか、2度目の手術の夜は、だいぶラクだった。
 今回の担当医はあまり抗生剤を使わない方針ということで、点滴は手術翌日の午前中で終わり。それでも、前回よりも早いペースで痛みは引いていった。ウルトラマンの管抜きはしっかり見学したけれど、特に面白くもおかしくもなく、先から管が抜けるという、ただそれだけのことだった。想像と現実とのギャップって大きいものですね。
 最後に。タイトルに「マニュアル」って付けたけど、10年も前の話だし、これから脱腸手術をする人の参考にならなくて、ごめんね。

(完)
初 出:「馬鹿の手帳」(2008年3月15日~6月6日)

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