アイスキュロス
愚か者が幸運に恵まれると、重い荷物である。
取っ手が付いていると、少しは持ちやすい。
「愚か者が…」/出典:古代ギリシアの三大悲劇詩人のひとり、アイスキュロス(紀元前525~紀元前456年)が残した悲劇の「断片」を集めた「アイスキュロス断片」(『ギリシア悲劇全集10』逸見喜一郎・川崎義和・高橋克美訳/岩波書店)より。今日に伝わるギリシア悲劇は、当時上演されたギリシア悲劇のごく一部であり、大部分は失われた。ただ、後の劇作家・詩人たちによって一部分が引用され、また、詩劇が書き記されたパピルスのまさに断片が残されている。それらを集めたひとつがこの「アイスキュロス断片」だ。パピルスの実物が残っていたなんて、この本の口絵の写真を見て初めて知った。みなさん、パピルスは想像上の紙なんかじゃありませんよ。
初出:2008年3月1日
0 件のコメント:
コメントを投稿